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【ゲンダイ】黒塗り理由に 改ざん前の森友文書“公表延期”の姑息な算段

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AAS
 どこまでもフザけた連中だ。森友学園問題で、18日国会に提出されるはずだった改ざん前の決裁文書の公表が23日に延期されることになった。その理由がふるってる。

 財務省によれば、「文書が膨大で黒塗りが間に合わない」のだという。

「何を言っているのか、意味が分かりません。本来、黒塗りが必要なのは、電話番号などの個人情報だけのはずです。この期に及んで、都合の悪い記述は隠すのか。それでは、改ざん前の文書を公表する意味がない。問題を収束させたいのなら、黒塗りなしの原本をそのまま出せばいいだけの話です。国会議員は与野党を問わず、国会の権威をかけて『早く出せ』と迫るべきです」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)

 そもそも18日の公表は、審議拒否していた野党が復帰するための条件だった。与党は、国会正常化の与野党合意をあっさり反故にしたのだ。自民党の二階幹事長、公明党の井上幹事長が16日の会談で、公表延期を勝手に「確認」してしまった。

しかも、23日という日付にも姑息な計算が透けて見える。

「23日には、防衛省のイラク日報問題の調査結果も公表される予定です。野党が反対する働き方改革関連法案も、衆院の委員会で強行採決する方針を固めている。批判が高まりそうな案件をまとめて23日にぶつけ、一つ一つの印象を薄める作戦でしょう。与党がここまで強引な国会運営を仕掛けてくるのは、安倍首相はじめ官邸が“世論の批判をかわして逃げ切れる”と判断したことが背景にある。完全にナメているのです。野党も会期末まで国会を開かせないくらい審議拒否で粘ればよかったのに、腰砕けで政権を追いつめる手だてがなくなった。世論調査の支持率も底を打った感があり、今の自民党の自浄作用のなさを見ていると、下手したら安倍首相の3選もあり得るのではないかと思います」(山田厚俊氏=前出)

 23日に一気に厄介事を片付けたら、すぐに安倍首相は外遊でトンズラ。プーチン大統領との首脳会談のため、ロシアを訪問する。

「総理のロシア訪問があるので、文書公表を受けての集中審議も再来週の28日にズレ込むことになる。するともう6月20日の国会会期末は目前です。6月になればメディアの関心も史上初の米朝首脳会談に集中するでしょうから、森友問題も日報問題も忘れられる。官邸も国対も、会期延長はせず早々に国会を閉じる方針で一致しています」(自民党関係者)

 国会会期末に向け、なりふり構わぬ逃げ切り工作に出始めた安倍政権。このまま逃げ切りを許すようでは、この国は終わっている。

日刊ゲンダイ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/229339

2018/05/19(土)09:17:59.43(CAP_USER9.net)

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