>>1 岡山県における地震・津波の記録
県内に発生した地震はマグニチュード5クラスが最大だが,活断層は津山盆地北部の,長さ30q程度のもの
を最大に,県北西部から南西部に小規模のものが分布している。また,山崎断層系のものが県北東部までの
びており注意が必要である。
地震災害は,県外で発生したマグニチュード7から8クラスの地震(安政地震,北丹後地震,鳥取地震,南海
道地震など)で発生している。極く一部ではあるが,県南部で震度6を記録している。
津波は,瀬戸内海に面しているため外海からの侵入は小さく,検潮記録は,チリ地震津波による最大全振幅
21pであるだけだが,古記録によると安政地震の津波は「丈余の海嘯があった」旨記載されていることから手
放しの楽観はできない。