クイックメニュー
スレタイ検索

【米金融政策】FOMC政策維持、利上げに「忍耐強さ」強調:識者はこうみる

2へっぽこ立て子@エリオット ★

AAS

NG

>>1 から続く

●3月米利上げスキップ確認、円債市場は当面レンジ相場

<みずほ証券のチーフ債券ストラテジスト、丹治倫敦氏>

1月以降、米連邦準備理事会(FRB)は3月の利上げをスキップを示唆するような方向でコミュニケーションをとってきた。それが声明文で正式に示された。タカ派かハト派かといえばハト派であるのは間違いないが、際立って目新しい内容が出てきた訳ではない。3月以降の利上げに関する強い示唆もない。

声明文とは別にバランスシートに関する文書が公表されたが、もともとバランスシートの縮小で金利が上昇していたわけではなく、影響は限定的だろう。もっとも米10年債利回りが2.5%に近づくには、利下げの可能性を織り込みにいかなければならない。それには市場が景気に対し、さらに悲観的になるような新たな材料が必要となる。

円債市場は、2月分の日銀の国債買い入れオペの方針で減額が示されれば金利水準が若干、切りあがる可能性はある。だが3月までの米国の利上げスキップがみえている。上にも下にも動かず、しばらくはレンジ相場が続きそうだ。

●バランスシート戦略見直し示唆は新材料

<アバディーン・スタンダード・インベストメンツのシニアエコノミスト、ジェームズ・マカン氏>

声明はハト派的で安心感を誘う内容で、大きく予想を外れることもなかった。ただ、バランスシート戦略に転換が見られたことは驚きを誘い、米株価動向にもそれが表れている。文言は非常に曖昧で、おそらく意図的に曖昧にしたのだろう。だが、バランスシート戦略を用い金融緩和を拡大する用意があると明示したことは幾分新材料だった。

●声明はハト派、自動操縦にならないシグナル

<キャンター・フィッツジェラルドの債券アナリスト、ジャスティン・レデレー氏>

声明はハト派的だった。それに反応し、米債市場では2年債価格が上昇し、イールドカーブがスティープ化している。

特に驚きはなく、バランスシートに関する文言もセンチメントと一致した。総じて、米連邦準備理事会(FRB)が今後オートパイロット(自動操縦)にならないとのシグナルを発する結果となった。

●政策方針、数カ月前から180度転換

<アリアンツの首席経済アドバイザー、モハメド・エラリアン氏>

米連邦準備理事会(FRB)は声明で、将来の金利の道筋について辛抱強くなり、バランスシート縮小に一段と柔軟に対応する方針を示し、市場が望んでいた通りの内容となった。これはFRBが数カ月前に示唆した政策方針から180度の転換となる。

●FRBは選択肢維持、年内2回利上げの公算

<GAMインベストント・マネジメント(チューリヒ)の首席エコノミスト、ラリー・ハゼウェイ氏>

米連邦準備理事会(FRB)は経済活動の評価に関して、力強く拡大しているとの文言を削除した。これは若干の下方修正だが、全体的に見ると、FRBは明らかに選択肢を維持している。

つまりFRBは、今回は金利は据え置いたものの、選択肢はオープンで、年内は金利据え置きよりも利上げが実施される公算の方が大きいとのメッセージを発したかったのではないか。

年内の利上げ回数は1回よりも2回になる公算が大きいと見ている。

>>3 に続く

2019/01/31(木)11:17:15.75(CAP_USER.net)

名前

メール

本文