こういうものを「映画」の枠内で語るのは不本意だ。

この「劇場用作品」（映画とは呼びたくないからこう呼ぶ）だが、基本的にNHK番組の
二次使用に相当する。だとすれば、仮に巨大な利潤を生み出した場合、その金は誰のものに
なるのか。あるいは逆に莫大な損失を生み出した場合、誰がどうやって責任を取るのか。
利益が上がった場合、受信料を払っている視聴者に対して何らかのキックバックはあるのか。
損失が生じた場合、受信料が無駄使いされたことになるわけだが、その処理はどうなるのか。
そういったルールが何一つクリアーになっていないまま、この劇場用作品が公開される。
許しがたいことだ。公共放送が行う事業の進め方として目に余る。