ブラジル労働雇用省（ＭＴＥ）の発表によると、２０１２年から13年にかけて
ブラジル国内で働く外国人に対して発行された労働手帳の数が
２万７１００冊から４万１４００冊へ53％増加していたことが明らかになった。
これにより13年度は過去10年間の最高発行数を記録したという。

昨年、難民申請したハイチ人のブラジル入国が許可されたことが
この急激な増加の主な要因とみられている。労働手帳の発行数も
ハイチ人に対するものが最も多く、12〜13年に５１００冊から１万１８００冊と
１３２％増加していた。

　10年１月12日にハイチで発生した大地震で都市部の大半が壊滅的な打撃を受けたことで、
同国からブラジルへの不法入国者が増え始めた。
なお、この地震で30万人が死亡したと報じられている。