「搾取のない公平で平等な社会の看板」は美しい。
これを掲げる共産党も、ヤングには素晴らしく見える。
でもさ、これを実現する時に、
「これは搾取じゃないが、あれは搾取だ、
これは公平だが、あれは不公平だ、
これは平等だが、あれは不平等だ、
これは正当だが、あれは不当だ…」
という風に判断して、是正しなければならないだろ。
この判断し是正するのが、一握りの少数の固定した人間だったら
「搾取のない公平で平等な社会」にはならないよな、当然ながら。
でも共産主義は、少数の固定した人間が、
常に判断し是正を決定しているから、平等公平公正にならない。
だから共産主義はむしろ前近代社会、封建社会、身分制社会だ。
しかも共産党一党独裁で、他の政党を、他の主義主張を、
いっさい認めないから、更正の機会を自らなくしている。
現実には絶対君主制に成り上がる事になる。
結局は
「お前のは搾取だが、共産党員のは搾取じゃない、税金だ、
お前は不公平だが、共産党員は公平だ、
お前は不平等だが、共産党員は平等だ…」
という、こういう唯我独尊、自己中心の自己陶酔、夜郎自大、
盗人猛々しい連中が、共産主義社会に跋扈することになる。
これは形を変えた儒教だよ。