スマホ半導体が「国家安保上の懸念」になる理由 WSJ 2018/03/08
https://gunosy.com/articles/RKKv4 米政府は今週、無線技術分野で
中国の影響力拡大を阻止することが
安全保障上の優先課題であるという姿勢
外国企業による買収を審査する対米外国投資委員会
(CFIUS)は今週、ブロードコムによるクアルコムに対する1170億ドル
(約12兆7000億円)の敵対的買収案を調査
政府が心配するのは今の通信の仕組みのせいだ
基地局の無線機やルーター、関連の電子機器に
複雑なハードウエアやソフトウエアが組み込まれるようになり
セキュリティーの欠陥を通じてハッカーに操作されるかもしれない
最近公表された「メルトダウン」、「スペクター」という欠陥
世界中のコンピューターに内蔵されている半導体のほとんどに
影響した可能性がある
次世代通信めぐる競争
クアルコムは自動運転車での利用などが想定される第5世代
(5G)無線通信システムの規格や特許の開発をリードする数少ない米国企業
クアルコムが弱体化すれば、世界トップの移動体通信機器メーカー、華為技術
(ファーウェイ・テクノロジーズ)など中国のライバルに力を与える
一方、欧州ではボーダフォン・グループをはじめ多くの通信会社が
華為の製品を高く評価 競合製品に比べて価格が安い一方
最新技術が搭載されている点だ
米議員の一部には、10年もしくは20年後
華為と中興通訊(ZTE)が支配的勢力となり
AT&Tなどの通信会社が少なくとも一部で中国製機器を使わざるを得なくなると懸念
CFIUSが懸念しているのはむしろ、「プライベートエクイティ」型と指摘
クアルコムが十分に研究開発費を使えなくなるかもしれなくなる点だ
ブロードコムは7日、クアルコムによる5G研究開発の費用を維持
また「米国の次世代エンジニアのトレーニングと教育のため」